こんにちは!千代田区丸の内の新東京ビル歯科クリニックです。
本日はフレイルとオーラルフレイルについてのお話です。
フレイルとは何か?
フレイルとは、健康から要介護に至る過程の中で、「①身体」「②心」「③社会性」の衰えが多面的に表れてくる状態を呼びます。フレイルは、高齢者に多く見られ、具体的には、筋力の低下、疲れやすさ、活動量の減少などが挙げられます。これらは、日常生活における自立性を脅かし、健康上の問題を引き起こす可能性があります。
オーラルフレイルとは何か?
オーラルフレイル(お口の衰え)は、このフレイルの初期段階(プレフレイル)に見られる症状で、「滑舌の衰え、食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品の増加」などの症状が特徴的であり、これにより、食事の質が低下し、栄養不足や全身の健康に影響を及ぼすことがあります。適切な対応を行うことにより健康で元気な状態に戻すことが可能であるとされています。
フレイルとオーラルフレイルの相互関係
フレイルとオーラルフレイルは密接に関連しています。口腔健康が悪化すると、全身の筋力低下や活動量の減少につながる可能性があります。逆に、全身のフレイルが進むと、口腔ケアが困難になり、オーラルフレイルを悪化させることもあります。
予防と管理の重要性
フレイルとオーラルフレイルの予防には、日々の生活習慣が重要です。適度な運動、栄養バランスの取れた食事、十分な休息が、全身および口腔の健康を維持するのに役立ちます。また、歯科医院で定期的にチェックを行うことで、口腔内の問題を早期に発見し、適切な処置を行うことができます。また、現在では、オーラルフレイルと認知症にも関連があるとされており、オーラルフレイル、フレイル予防は認知症予防にも効果的です。
日常生活でできる対策
- 運動: 歩行や軽いストレッチなど、日々の運動を取り入れる。
- 栄養管理: 野菜や果物を多く含むバランスの良い食事を心がける。
- 口腔ケア: 正しい歯磨きの方法を実践し、定期的な歯科検診を受ける。あいうべ体操など、表情筋トレーニングを日常に取り入れる。
- 社会参加する:就労や余暇活動、ボランティアなどに参加して、他者と触れ合う。
結論
フレイルとオーラルフレイルの認識と予防は、高齢者の健康と生活の質を大きく左右します。日々の小さな行動が、長期的な健康と幸福につながるため、適切な生活習慣の維持が重要です。オーラルフレイルに関しましては、4週間ほどで改善が可能であるとも言われています。
ご自身のお口と身体の健康を得ることができるように、お口の検診として当院を是非ご活用ください!
院長のご紹介
早速 晴邦
<略歴>
東京歯科大学 卒業
東京慈恵会医科大学医局入局
導和歯科医院 勤務
新東京ビル歯科クリニック 勤務
医療法人社団 輔珊会 理事長就任
<受賞>
東京都知事感謝状
東京都功労者表彰
厚生労働省表彰
アクセス情報
〒100-0005
東京都千代田区丸の内3丁目3−1 新東京ビル331
有楽町駅から徒歩3分。東京駅から徒歩1分。大手町駅から徒歩6分。
東京国際フォーラム至近の新東京ビル3Fにあり
アクセス抜群の歯科医院です。